年間7万人を越える方に発生している、突然の心停止。その救命には自動体外式除細動器(AED)の使用が有効ですが、心停止の瞬間を目撃された方であっても、AEDが使われる割合は5%未満です。
現在AEDの設置情報を共有するサイトは複数ありますが、全国規模で精度の高い情報を随時更新するシステムはいまだ整備されていません。
公益財団法人日本AED財団は、突然の心停止となった方に対してAEDが使われる機会を増やし、救命率を向上させることを目指し、市民の協力によって正確で新しいAED設置情報を集め、広く共有する新AEDマップ:AED N@VIを開発し、2019年1月8日にリリースしました。
図 AED N@VIイメージ
団体サポーターとは、組織としてAED N@VIの取り組みに協力いただく団体及び、その団体に所属するボランティアを指します。組織としてAEDの設置情報を広く収集していただくことがその役割です。組織としてお申し込みいただいた上で、組織内でご協力いただけるボランティアを募集し、登録していただきます。AED N@VIでは、団体サポーターによって承認されたAEDの設置情報をマップ上に反映していきます(団体に所属するサポーターは身元が明確で信頼性が高いため)。
AEDの設置情報を共有し、一人でも多くの方を救命するために、団体サポーターとして是非ご協力ください。
組織の担当者を通じて、申し込みサイトのURLやQRコードをお伝え致します。必要事項を入力の上、お申込みください。
AED N@VIホームページの操作マニュアルをご覧ください。
Q.団体サポーターになることに伴う義務等はありますか?
A.団体サポーターになることで発生する義務は特にございませんが、AEDの設置情報の精度を維持するため、情報登録を促す協力依頼等、連絡させていただく場合があります。
Q.AEDの設置情報を確認する際の注意点はありますか?設置者に情報を問い合わせた方が良いのでしょうか。
A.AED N@VIでは、設置者の方におたずねいただかなくてもサポーターが知りうる範囲の情報を登録できるシステムとなっています。ただし、設置者に直接おたずねいただくことで、AEDの使用可能時間等、AEDの使用に当たって重要な情報を把握することが出来ます。設置者に問い合わせを行うことは難しいかもしれませんが、できる範囲で問い合わせを頂けますと幸いです。参考になる問い合わせ文案をこちらに準備しましたので、参照ください。
Q.登録や利用の上で、トラブルに巻き込まれた場合はどうすれば良いですか?登録した情報が悪用される恐れはありますか?
A.基本的に善意のもとで運営されているシステムであり、悪用される可能性やトラブルはゼロとは言えません。ご心配でしたらAED財団事務局までご相談下さい。